サステナビリティ環境のために環境負荷低減への取り組み

トーカロは、事業活動、製品、サービスが係わる環境負荷を常に意識し、省エネルギー、廃棄物削減、有害物質の適正な管理などを通して、汚染の予防および継続的改善に努めています。

地球温暖化の防止

節電対策を徹底するとともに、省エネ機器の導入を推進しています

当社の使用するエネルギーは、化石燃料由来の一次エネルギーである灯油、軽油、LPGおよび都市ガスと、二次エネルギーである電気です。これらをCO2換算でみると、電気および灯油によるものが、それぞれ92.55%、3.22%で、全体の95.77%にあたり、その2つでCO2排出量のほとんどを占めています。

特に多いのが電気によるもので、これは電気事業者が排出したCO2量を、利用者の使用量に応じて割り当てたもので、使用量にCO2排出量へ換算する係数をかけることで算出されます。この係数は電気事業者により毎年公表されていますが、電気事業者の発電方法に大きく左右され、原子力発電が減り火力発電が増えると、同じ電気使用量でもCO2排出量は多くなります。

トーカロでは、きめ細かい節電を実施することは当然のこと、加えて省エネ機器の導入、老朽化機器のエコ製品への更新などを行っています。
2020年度は、2019年度と比較し、電気使用量/売上比率は減少しており、省エネ設備導入等の節電効果が表れています。

2020年度のエネルギー使用量の内訳(CO2換算)
2020年度のエネルギー使用量の内訳(CO2換算)
CO2排出量の推移
CO2排出量の推移
電気使用量の推移
電気使用量の推移

2020年度のCO2排出量が昨年に比べ減少しています。
エネルギー使用量の大半を占める電気使用量はほぼ横ばいであるにもかかわらずCO2排出量が下がっているのは、電力会社が発表しているCO2排出係数が下がったことによるものです。

TOPICS1

各運転者の走行データを分析し、燃費向上につなげています。

全社で導入しているテレマティクス(通信やGPS機能を備えた車載機器)を活用することにより自動車情報を収集し、各運転者の走行データを分析して燃費向上につなげています。走行距離、燃費、長時間アイドリング、急加速回数、等速走行時間比率等を運転者別に解析することで、運転者一人ひとりへの低燃費走行や安全運転の指導に役立てています。

また、ハイブリッド車とガソリン車の燃費に大きな差があることが分かり、遠距離移動が多い運転者にハイブリッド車を割り当て、拠点全体のガソリン消費量を減らすようにしました。この取り組みにより低燃費車のメリットの見える化ができ、自動車導入時のよい判断材料になりました。

現在、ハイブリッド車導入率は21.1%ですが、今後全ての社用車を順次ハイブリッド車に変更して行く計画です。
5年後には全ての車をハイブリッド車または電気自動車などに移行することを目指しています。

ハイブリッド車導入率
2019年度 2020年度
19.7% 21.1%
スクロールできます

営業車等の平均燃費

  • 算定期間について、2019年度までは報告年度の5月~翌年4月でしたが、2020年度からは報告年度の4月~翌年3月に変更しました。
営業車等の平均燃費 営業社用車(ハイブリッド車)
営業社用車(ハイブリッド車)

VOICE

コロナ禍における営業車の管理運用

佐々木 裕美 (宮城技術サービスセンター 技術課)

佐々木 裕美 (宮城技術サービスセンター 技術課)

燃費と環境性能を重視しハイブリッド車を9割採用していますが、乗車頻度が減少することでバッテリー性能が低下し、乗りたい時にエンジンがかからない!ということが度々発生しました。そこで車両管理システムの走行監視機能を用いて、一定期間走行していない車両を特定し、走行をルール化し改善しました。

IT活用による営業活動も定着しつつあるため、CO2排出低減を目的に、営業車所有台数を減らすことを検討しています。
環境活動に積極的に協力して下さる宮城技術サービスセンターの皆さんに感謝し、環境管理事務局として何ができるかを考え、拠点全体として環境負荷低減に向けて、よりよい活動を目指します。

TOPICS2

新本社ビル~省エネルギー・環境負荷低減への取り組み

2017年に竣工した新本社ビルは、南側の窓を二重にし、ガラス間の空気を排気することにより室内の温度上昇を抑える機構を採用しています。また、省エネ性能に優れたマルチエアコンやLED照明を全面的に採用し、環境にやさしいビルとなっています。

この結果、新社屋の床面積当たりのエネルギー使用量は、旧本社に比べ約50%に抑えられています。
また、本社ビルでは充分な換気が可能な給排気システムを採用しています。

ビル管理法の考え方に基づく必要換気量が一人あたり毎時30m³に対し、本社ビルで人が常駐しているオフィスフロアでは、以下の通り基準を満たしています。

2階オフィスフロア:一人あたり毎時 106m³ (実測値)
3階オフィスフロア:一人あたり毎時 95m³ (実測値)


  • 断熱性が高い建物外皮
    一般的な事務所ビルに比べ、約1.7倍の断熱性能
  • 更に断熱性能を高めるインナーサッシ+エアフローシステム
    利用時間の長い事務室等で導入
  • 各種省エネ機器を採用
  • 設備機器の省エネ運用を支援するシステムの導入
    BEMS(Building Energy Management System)によって、使用電力量を計測・集計
本社
本社

化学物質などの適正な管理

PRTR法に則り、化学物質の排出・移動量を届け出ています

トーカロは、2020年度、指定化学物質の環境への排出量、および移動量につき、PRTR法(Pollutant Release and Transfer Register :化学物質排出移動量届出制度)に従い8物質について届け出を行いました。なお、排出においては法の規制基準を満たしています。

2020年度のPRTR法 第一種指定化学物質の排出・移動量
  排出量(kg) 移動量(kg)
  大気への
排出
公共用水域
への排出
当該事業所に
おける
土壌への排出
当該事業所に
おける
埋立処分
下水道への
移動
当該事業所の
外への移動
(産廃)
クロム及び
三価クロム化合物
6.0 0 0 0 0 4,730
コバルト及び
その化合物
3.0 0 0 0 0 1,390
1-2-4
トリメチルベンゼン
29.0 0 0 0 0 0
トルエン 1930 0 0 0 0 530
ニッケル 7.3 0 0 0 0 6,480
ニッケル化合物 1.8 0 0 0 0 20
バナジウム化合物 0 0 0 0 0 2,000
ほう素化合物 0 0 0 0 4.6 4,800
スクロールできます
  • 1-2-4トリメチルベンゼンは灯油に1.5%程度含まれていますが、燃焼により消費されると考えられます。
    大気への排出は、検査で使用するカラーチェック用洗浄剤に由来しています。
  1. 大気への排出でトルエンが930kgとなっています。
    有機溶剤(シンナー等)に含有されている物質で、自然乾燥による蒸発量(揮発性有機化合物 VOC)を使用量から推計した値です。
  2. ニッケル化合物は、顧客からの支給材を通常使用しており、使用後の残余分や集塵機からの回収粉塵は顧客に返却するため、移動量は0となっています。

廃棄物の削減

一般廃棄物から特別管理産業廃棄物まで、全ての種類に対して適正な処理を行っています

  • 事業系一般廃棄物
    事業系一般廃棄物の多くを占めるものは、紙類です。当社では紙類の再利用・リサイクルに取り組み、製紙会社の協力を得て機密保持の上、溶解処理を行うことなどで削減に努めています。
  • 産業廃棄物
    産業廃棄物は廃油が42%と最も多く排出されています。これは、湿式研削機(ロールなどの研磨を行う機械)で使用するクーラントと呼ばれる研削油を添加した冷却水に由来するもので、90%以上が水道水で、廃棄後はセメント工場などの燃焼温度調整用に利用されています。
    続いて廃プラスチック13%、汚泥13%、廃アルカリ11%、鉱さい7%、ガラス・陶磁器くず6%となります。
    汚泥は溶射時に発生する廃粉塵が多く含まれています。溶射の粉塵は乾燥状態ですが、廃棄基準の厳しい汚泥として多くを処理しています。
    廃プラスチックは、材料容器や副資材などに加え、油が付着した紙くずや木くずなどを含みます。
    廃アルカリの多くは少量の沈殿物を含むTD処理後の洗浄液で、ホウ素を含むため弱アルカリ性を示します。状況により汚泥として処理する場合もあります。
    鉱さいとは鉱物滓のことですが、廃棄物処理では濡れているものはより管理の厳しい汚泥となります。トーカロでは現時点で濡れていなくても、濡れる可能性のあるものは汚泥として廃棄しています。
    ガラス・陶磁器くずは、耐熱レンガなどに加えセラミック系の研削材でリサイクルのできないものが含まれています。
  • 特別管理産業廃棄物
    ほとんどが、クロム含有材料(ステンレス鋼など)を使用する溶射で発生する粉塵を集塵機で回収したものです。溶出試験で規制値を超える場合があり、特別管理産業廃棄物として排出処理しています。
全廃棄物排出量の推移
全廃棄物排出量の推移
特別管理産業廃棄物の内訳
特別管理産業廃棄物の内訳
全廃棄物排出量/売上高の推移
全廃棄物排出量/売上高の推移

環境に配慮したお弁当容器の使用

プラスチック資源循環促進法が2021年6月11日に公布され、その後1年以内に施行となります。トーカロでは昼食のお弁当容器やフォーク・スプーン類の材質をプラスチックから環境に配慮した代替材料に転換するべく、各拠点で契約している業者との打ち合わせを2021年7月から始めました。
現在、使い捨て容器類について、バイオプラスチックなどの代替材料に順次置き替えを進めており、法の施行時までの置き換え完了を目標としています。

本社(神戸市)雑がみの資源化について

トーカロ本社(神戸市 ポートアイランド内)では、神戸市がポートアイランド・六甲アイランドの事業者を対象に実施されている事業者から排出される古紙(雑がみ)資源化の取組に2020年3月より参画しています。本社内で多く発生するシュレッダーダストを回収し、契約している運搬業者により神戸市の指定場所に運び込んでいます。

大気汚染対策

溶射の工程で発生した粉塵は、大気に放出せず安全に回収しています

トーカロの主要な加工製品は溶射によって表面改質したものです。溶射は粉末または線材を材料として、燃焼炎(フレーム)やプラズマジェット中に供給して溶融加速させ皮膜を形成します。
加工工程の中で、溶融しなかった粉末や溶融加速させても付着しなかった材料は粉塵となります。これらの粉塵を直接大気放出せず安全に回収するのが集塵機(写真)です。

溶射は乾式法であるため廃液処理の問題はなく、集塵方法も主に乾式を採用しています。溶射専用の作業室(溶射ブース)に浮遊する粉塵は、ダクトで集塵機に送り込まれ装置内の織布や不織布でできたフィルターを通してろ過捕集します。フィルター表面に捕集した微粉塵層が厚くなると目詰まり状態となり、圧力損失が大きくなり集塵効率が低下しますので、圧縮空気(パルスジェット)で間欠的に払い落とし、効率を復帰させる仕組みになっています。

回収した粉塵のうち、再利用できるものはリサイクルし、できないものは産業廃棄物として処理します。
なお、硫黄酸化物(SOx)の発生は確認されていません。

カートリッジ式集塵機
カートリッジ式集塵機

土壌・水質汚濁対策

周囲の地域に直接影響を与える土壌と水質だからこそ充分な対策に努めています

神戸工場では、溶射ではない表面改質を行っています。除害処理の必要な工場排水は凝集沈殿設備にて無害化したあと、下水道に排水しています。 万が一工場排水が漏洩した場合に備え、コンクリートで浸透防止しており、かつ漏洩が迅速に分かるよう目視で確認できるところに配管などの設備を配し、さらに、漏洩水が拡散しないよう拡散防止材などを常備しています。 その管理は、関係法令基準を順守し、定期的な監視測定を実施するなど厳格な体制で臨んでいます。

1951年の創業時より借用していました旧神戸工場跡地は、土壌調査において一部基準超過が見られましたが、健康被害を生じさせるおそれがないため「形質変更時要届出区域」に指定されていました。土壌改質を行うことで2019年3月20日に指定の解除を受け、2019年3月末に借地を返却いたしました。

工場排水の処理フロー(凝集沈殿設備)
工場排水の処理フロー(凝集沈殿設備)

騒音対策

防音壁を設置し、騒音測定も定期的に実施しています

当社の騒音に関連する特定施設は、主に空気圧縮機、集塵機などの送風機が該当します。しかし、特定施設以外にも騒音発生源はあり、これら設備は、建屋内への設置や専用の防音壁を設けるなどの防音対策を実施して、近隣へ迷惑をかけないように努めています。
また、定期的に騒音測定を実施して規制値内であることを確認しています。

専用機器を使った騒音測定
専用機器を使った騒音測定

お電話でのお問い合わせ

078-303-3433

営業時間 8:30〜17:00(土日祝休み)

フォームでのお問い合わせ

会社カタログのダウンロード