サステナビリティ環境目標と実績
大きく3つのテーマを設定し、各サイトで目標を設定して環境活動に取り組んでいます。
2030年度CO2削減目標を、政府目標に合わせ2013年度比46%減と設定しました。
2022年度の実績と2023年度の目標
2022年度実績~37項目中、36項目で目標達成しました~
トーカロ全体としては、新設した「環境推進部」が主導する「省エネ環境会議」を3ヶ月に1度定期開催し、省エネを含む環境活動のさらなる促進をはかりました。具体的には、一部拠点における100%再生可能エネルギー由来電力への切り替えや、省エネ化・高効率化を目的とした空調機の更新、施策決定の指標とするため電力の見える化などを実施しました。
2022年度は、電気使用量(MWh)/売上(百万円)比率は前年度の1.61から1.07に減少し、省エネ・高効率化の効果が表れています。
ISO14001における2022年度のテーマは、(1)事業活動の省エネルギー・省資源、(2)事業活動推進による環境への貢献、(3)気候変動防止とし、各サイトで独自の目標を設定して取り組みました。その結果、省エネルギー関連では1項目が未達成でしたが、それ以外の36項目については達成できました。
2023年度目標~事業活動の省エネルギー・省資源、事業活動推進による環境への貢献、気候変動防止に注力します~
トーカロ全体としては、生産効率向上による電力使用量の削減はもちろんのこと、太陽光発電による電力の自家消費や、再生可能エネルギー由来の電力購入をさらに推進し、2030年度時点で2013年度比54%の温室効果ガス排出量に抑えることを目標に設定しています。また、一部残っている蛍光灯のLED化や、工場で使用している冷却水のリサイクルも計画しています。受注産業のため結果には若干の差異が生じると予想していますが、温室効果ガス排出量削減目標を少しでも早く達成すべく活動していきます。
2022年度は施策のひとつとして電力の監視モニターを増設し、電力使用量の見える化を行いました。より詳細に把握できるようになった電力使用量データをもとに、いかに効率よく電力を削減できるかが今後の課題となります。試行錯誤を重ね、さらなる省エネを推進していきます。
ISO14001における2023年度の大きなテーマとしては昨年と同様、(1)事業活動の省エネルギー・省資源、(2)事業活動推進による環境への貢献、(3)気候変動防止を掲げ、全拠点が同じ方向性をもって目標を定め活動していきます。


サイト | 環境目標 | 2022年度目標値 | 2022年度実績 | |
---|---|---|---|---|
事業活動の省エネルギー・省資源 | ||||
宮城 | 省エネ・省資源活動の促進 | 環境貢献技術確立(自動化推進) ①省力化 検査自動化 ②省力化 検査自動化 ③省資源 ブラスト自動化 ④省エネ 溶射自動化 |
①保留 ②保留 ③保留 ④保留 |
![]() |
東京行田 | 省エネ・省資源活動の促進 | エコハイブリッドチラー導入 | 発注済み | ![]() |
省エネ・省資源活動の促進 | TD処理炉の電力使用量削減 | 削減効果確認済み | ![]() |
|
省エネ・省資源活動の促進 | 廃溶射材料を回収し材料再生を検討する | 材料メーカーと打合せ実施 再生メーカーを選定 リサイクル材料の溶射試験まで実施 |
![]() |
|
不良率低減活動の推進 | 手直し溶射・再溶射時の材料使用量 総使用材料量比1.8%以下/年 | 1.80% | ![]() |
|
不良率低減活動の推進 | 品質管理責任においての不適合・クレーム発生 0.07%以下/年 | 0.0004% | ![]() |
|
東京鈴身 | 省エネ・省資源活動の促進 | 溶射材料使用量 10%削減 | 10%以上削減を10件達成 | ![]() |
省エネ・省資源活動の促進 | ブース環境の改善により、集塵機稼働時間をアークタイム比140%以内に抑える | 集塵機稼働時間がアークタイム比140%以内:12ヶ月中9ヶ月 | ![]() |
|
省エネ・省資源活動の促進 | 資源消費量削減方法の検討 | 超硬チップや砥石のリサイクルを検討 | ![]() |
|
不良率低減活動の推進 | 品質管理責任においての不適合発生件数 3件以下/月 | 12ヶ月中9ヶ月間 不適合3件以下 | ![]() |
|
名古屋 | 省エネ・省資源活動の促進 | ピーク電力の傾向の調査と平滑化の実施 | 昼休み時間を3シフトにすることでピーク電力が平滑化 | ![]() |
神戸 | 省エネ・省資源活動の促進 | 電力削減対策実施 1件/年 | 1件/年 | ![]() |
水資源の利用 | 水資源の再利用対策 2件/年 | 2件/年 | ![]() |
|
明石 | 省エネ・省資源活動の促進 | 圧縮エアー流量管理を行い、空気の見える化によるエアー漏れゼロ | 計画策定、対応実施、経過観察によりエアー漏れゼロを確認し、継続 | ![]() |
リサイクル推進 | 溶射材料空プラ容器のリサイクル 1,000kg/年 | 1,210kg/年 | ![]() |
|
溶射材料のリサイクル推進 溶射1部門 | A材料のリサイクル 明石工場全体で6,900kg以上/年、第4工場で140kg以上/年 | 明石工場全体 7,000kg/年 第4工場 150kg/年 |
![]() |
|
溶射材料のリサイクル推進 溶射2部門 | B材料のリサイクル 130㎏以上/年 | 182.78㎏/年 | ![]() |
|
溶射材料のリサイクル推進 溶射3部門 | C材料のリサイクル 440㎏以上/年 | 465.8kg/年 | ![]() |
|
技研 | 省エネ・省資源活動の促進 | 電力モニター設置による電気使用量の把握 | 出力10kW以上のすべての装置に電力モニターを設置 | ![]() |
倉敷 | 紙の使用量の削減 | 紙の使用量削減 14,500枚以下/月、174,000枚以下/年 | 月平均13,418枚、161,016枚/年 | ![]() |
北九州 | 省エネ・省資源活動の促進 | 年間電力使用量 売上比率で前年度比5%削減 | 前年度比7.95%削減 | ![]() |
事業活動推進による環境への貢献 | ||||
本社 | 新規提案・受注 | 新規案件の受注 1,000千円以上/月 目標12,000千円以上/年 | 70,033千円/年 | ![]() |
東京鈴身 | 新規提案・受注 | 新規アイテム受注金額 350,000千円以上/年 | 443,430千円/年 | ![]() |
名古屋 | 新規提案・受注 | 新規品受注金額 512,400千円以上/年 | 530,003千円/年 | ![]() |
神戸 | 新規提案・受注 | 客先GHG削減貢献につながる新規品受注 10件/年 | 10件/年 | ![]() |
明石 | 新規提案・受注 | 新規訪問 19件以上/月、228件以上/年 | 月平均19.5件 234件/年 | ![]() |
技研 | 新規開発 | 新規開発への取り組み 60件以上/年 | 60件/年 | ![]() |
新規開発 | 環境改善に貢献できる皮膜開発または装置開発に関する取り組み 3件以上/年 | 4件/年 | ![]() |
|
倉敷 | 新規提案・受注 | 新規品受注金額 137,000千円/年 | 184,820千円/年 | ![]() |
北九州 | 新規提案・受注 | 新規案件受注 252,000千円以上/年 | 401,176千円/年 | ![]() |
気候変動防止 | ||||
本社 | 事業活動の推進 | グループ会社の環境情報開示 | コーポレートサイトにて連結データを一部公開 | ![]() |
宮城 | 節電・省エネ・再エネ | 再生可能エネルギー切替によるCO2排出量の削減 ①再生可能エネルギー由来の電力に切り替え ②設備の切り替えによるLPガス使用時の排出量50%削減 ③太陽光発電設備の高効率化と実績の見える化 |
①10月より切り替え済み ②3月に工事完了 ③10月 リパワリング実施による高効率化完了 11月 見える化完了 |
![]() |
温暖化対策 | 働き方改革・営業活動におけるCO2排出量の削減 ①在宅勤務による通勤時のCO2排出量15%削減 ②エコアクション(改善提案~実施まで)3件/年 ③2023年度EV車1台導入・充電インフラ整備計画 |
①達成 平均15%削減 ②達成 3件/年 ③導入までは至っていないが、導入検討済 |
![]() |
|
明石 | 温暖化対策 | フロンR22使用機器の全廃 対象機器の入れ替えもしくは改善計画の策定 |
2台を残し対応済み 残り2台も更新計画策定済み | ![]() |
その他 | ||||
名古屋 | リサイクル推進 | リサイクル可能な廃棄物を調査、検討 | 廃プラスチックの100%リサイクル業者と契約 | ![]() |
明石 | 廃棄物削減 | 廃粉塵の別処分 20,000kg以上/年 | 25,670㎏/年 | ![]() |
北九州 | 廃棄物削減 | 廃棄物の排出量 売上比率で前年度比0.5%削減 | 前年度比21%削減 | ![]() |