サステナビリティ環境目標と実績
大きく3つのテーマを設定し、各サイトで目標を設定して環境活動に取り組んでいます。
2030年度CO2削減目標を、政府目標に合わせ2013年度比46%減と設定しました。
2024年度の実績と2025年度の目標
2024年度実績~44項目中、43項目で目標達成しました~
トーカロ全体としては、新設した「環境推進部」が主導する「省エネ環境会議」を3ヶ月に1度定期開催し、省エネを含む環境活動のさらなる促進を図っています。具体的には、100%再生可能エネルギー由来電力への切り替えや、省エネ化・高効率化を目的とした空調機の更新、施策決定の指標とするため電力の見える化、熱交換効率を向上させる機器の導入などを実施しました。
2024年度は、省エネ・省資源の取り組みと、廃棄物の削減・リサイクルの推進について積極的に取り組みました。
ISO14001における2024年度のテーマは、(1)事業活動の省エネルギー・省資源、(2)事業活動推進による環境への貢献、(3)気候変動対策とし、各サイトで独自の目標を設定して取り組みました。その結果、事業活動推進による環境への貢献では1項目が未達成でしたが、それ以外の43項目については達成できました。
2025年度目標~事業活動の省エネルギー・省資源、事業活動推進による環境への貢献、気候変動対策に注力します~
トーカロ全体としては、生産効率向上による電力量の削減はもちろんのこと、太陽光発電による電力の自家消費や、再生可能エネルギー由来の電力購入をさらに推進し、2030年度時点で2013年度比54%の温室効果ガス排出量に抑えることを目標に設定しています。また、プラスチック類や油類のリサイクル、従来は排水されていた冷却水の再利用も計画しています。受注産業のため結果には若干の差異が生じると予想していますが、カーボンニュートラルに向けて新たに多方面で活動を開始します。
2024年度も、前年同様に、電力データをもとに電力削減策を検討して、焼成炉の断熱に挑戦しました。温室効果ガス削減目標達成はもちろんのこと、カーボンニュートラルに向けて一つ一つ積み上げていきます。
ISO14001における2025年度の大きなテーマとしては、(1)事業活動の省エネルギー・省資源、(2)事業活動推進による環境への貢献、(3)気候変動対策、(4)水環境保全を掲げ、全拠点が同じ方向性をもって目標を定め活動していきます。


サイト | 環境目標 | 2024年度目標値 | 2024年度実績 | |
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事業活動の省エネルギー・省資源 | ||||
宮城TSC | 省エネ・省資源活動の促進 | 電力監視システムによる設備の老朽化特定とエネルギーロスの把握及び改善・節電 累計売上ベース原単位 2.20[kWh/千円]未満 (過去5年平均に対し2%減) |
年間累計 1.089kWh/千円 | ![]() |
省エネ・省資源活動の促進 | システム導入による空調設備効率改善効果の検証データ作成・報告 | 7月:冷房使用時中間報告 10月:冷房使用時最終報告 1月:暖房使用時中間報告 |
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東京行田 | 省エネ・省資源活動の促進 | 手直し溶射・再溶射時の材料使用量の総使用材料量比 1.8%以下(前期平均1.82%) | 1.60% | ![]() |
省エネ・省資源活動の促進 | 従来の施工方法から材料使用量を5%削減した改善溶射プログラムを適用した新規品の作製 年間4件以上 | 5件/年 | ![]() |
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省エネ・省資源活動の促進 | 設備消費電力の見える化をし、高効率設備への更新を進める | 老朽化エアコンの更新工事を発注 電力監視追加工事の発注 | ![]() |
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不良率低減活動の推進 | 品質管理責任においての不適合・クレーム発生0.06%以下 | 0.045% | ![]() |
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東京鈴身 | 省エネ・省資源活動の促進 | 集塵機・溶射機の連動による集塵機稼働時間の削減 対象全9台の稼働率 年間179%以下 |
176% | ![]() |
省エネ・省資源活動の促進 | 事務所棟の照明、空調、電熱器等の適切使用や、No残業デー活用による電力消費時間 年間300時間削減 | 317時間削減 | ![]() |
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名古屋工場 | 省エネ・省資源活動の促進 | 空調機の適正値設定装置導入による、空調機の電力量削減 前年比3%削減 |
前年度比36%削減 | ![]() |
本社 | 省エネ・省資源活動の促進 | 2025年以降の節電項目の検討 | 夏季・冬季の室内温度の決定 | ![]() |
神戸工場 | 省エネ・省資源活動の促進 | 電力削減につながる活動報告 年間4件以上 | 4件/年 | ![]() |
明石工場 | 省エネ・省資源活動の促進 | 設備導入前の実証実験取り進め:実験手法提案 年間4件以上 | 4件/年 | ![]() |
技研 | 省エネ・省資源活動の促進 | 電気使用量 前年度使用量から14,686kWh削減 (前年度使用量の3%相当分) |
削減量 20,574kWh/年 | ![]() |
倉敷工場 | 省エネ・省資源活動の促進 | 集塵機と溶射装置を連動制御による電力量の削減
上期:工事の計画、現状の電力量把握 下期:削減率の把握、デマンドの確認による削減量の把握 |
上期:現状の電力量把握
下期:デマンドの確認、削減量の把握 |
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北九州工場 | 省エネ・省資源活動の促進 | 集塵機・コンプレッサーの電力使用量 前年度の売上比率3%削減 | 19.4%削減 | ![]() |
事業活動の推進 | ||||
宮城TSC | 新規開発 | 環境貢献皮膜の開発 年間2件以上 | 3件/年 | ![]() |
東京行田 | 新規開発 | 新規TD仕様の開発と客先試作 年間12件以上 | 14件/年 | ![]() |
名古屋工場 | 新規提案・受注 | 環境・エネルギー分野の受注金額 165,300千円/年 (前年度比8%増) |
219,402千円/年(前年度比43%増) | ![]() |
本社 | 新規提案・受注 | 新規案件の受注獲得 (A)1,000千円以上/月 且つ (B)18,000千円以上/半期 |
(A)単月 3,042千円/月 (B)下期累積実績 9,659千円/半期 |
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神戸工場 | 作業改善 | 作業効率改善の報告 年間24件以上 | 25年/年 | ![]() |
明石工場 | 新規提案・受注 | 新規訪問 228件/年 | 233件/年 | ![]() |
技研 | 新規開発 | 新規開発への取り組み 年間60件以上 | 69件/年 | ![]() |
技研 | 新規開発 | 環境改善に貢献できる皮膜開発または装置開発に関する取り組み 年間3件以上 | 3件/年 | ![]() |
倉敷工場 | 新規提案・受注 | 環境分野での受注件数、受注額のカウント(目標設定は来期以降) | 累計受注件数:48件 累計受注金額:22,055千円 |
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北九州工場 | 新規提案・受注 | 環境分野の受注 年間148,548千円以上 | 243,638千円/年 | ![]() |
気候変動防止 | ||||
宮城TSC | 気候変動防止 | Web会議活用による、客先出張時に想定される移動に伴うCO2排出量削減量の把握 | 721.59kg-CO2/年 | ![]() |
東京鈴身 | 気候変動防止 | Web会議促進による営業車移動時のCO2排出量の削減 実施回数 年間600回以上 |
807回/年 | ![]() |
気候変動防止 | 営業車の積極的なハイブリット化 6台 | ハイブリット化台数 6台 | ![]() |
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その他 | ||||
宮城TSC | リサイクル推進 | ゴム手袋廃棄量の実態調査・リサイクル推進 ゴム手袋の月次排出量実態の把握 |
廃プラスチック排出量に対し、ゴム手袋の排出量 15%前後 | ![]() |
東京行田 | 法規制遵守 | 敷地境界騒音改善 | 夜間の騒音改善 | ![]() |
法規制遵守 | 有害ガス排出量の削減 | 設備の設置完了、試験により有害ガス除去を確認 | ![]() |
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リサイクル推進 | 溶射材料のリサイクル化 | 再生溶射材料の試作は、新品材料と同品質を確認。 客先へパーツ選定依頼中 |
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東京鈴身 | リサイクル推進 | 紙管類の再資源化 年間100kg以上 | 200.35kg/年 | ![]() |
リサイクル推進 | 材料プラボトルやワイヤーボビン、梱包資材、プラパレット等の有価物運用化 | 有価物対象品目の選定、機密情報に関する契約締結など運用のための下準備 | ![]() |
名古屋工場 | リサイクル推進 | 廃棄物のリサイクル率 55%以上 | 65% | ![]() |
本社 | 情報開示 | コーポレートサイトにおける 環境情報の拡充と整理 | 2024年9月:サステナビリティページ情報更新 2024年11月:英文版サステナビリティページ更新 |
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神戸工場 | 廃棄物削減 | 一般廃棄物の排出量 年間3,838kg以下 (前年度実績から3%削減) |
3,457kg/年 | ![]() |
リサイクル推進 | 金属のリサイクル(有価物)量 年間1,292kg以上 (前年度実績から3%増) |
2,596kg | ![]() |
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明石工場 | 廃棄物削減 | 廃棄研削液排出量 509,819kg以下 (前年度排出量から10%削減) |
488,745kg/年 | ![]() |
廃棄物削減 | 廃棄物の適正分別による混合廃棄物排出量 前年比5%削減 | 前年度比 28.8%削減 | ![]() |
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リサイクル推進 | 材料のリサイクルによる廃棄粉塵削減のため、分級装置導入によるリサイクルをスタートさせてルーティン化する | リサイクル量:1,527kg/年 | ![]() |
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リサイクル推進 | シュレッダーごみのリサイクル化 | リサイクル量:940kg/年 | ![]() |
倉敷工場 | 廃棄物削減 | 産業廃棄物の分別による排出量の削減 | 前年度比79%削減 | ![]() |
北九州工場 | 廃棄物削減 | 廃棄物の排出量 前年度比3%削減 (新管理棟への引越し、社内メンテナンスで発生した廃棄物除く) |
9.4%削減 | ![]() |