適用例│付加できる機能から探すその他特性
耐ビルドアップ
製鉄設備の焼鈍ラインで使用されるハースロールでは、鋼板由来のFeやMn酸化物がロール表面に付着、反応してビルドアップが生じると鋼板の押疵などの原因となり、製品品質に影響します。そこで、溶射によってロール表面にFeやMn酸化物と反応しにくいセラミックスやサーメット皮膜を被覆することでビルドアップを軽減し、安定した操業が可能となります。
適用例
- ハースロール
ハースロール
機能:耐熱、耐ビルドアップ、耐摩耗
電磁特性
磁性合金を溶射することで非磁性材料であっても電磁誘導加熱(IH)が可能となります。例えば、アルミ製炊飯釜の加熱したい箇所のみに溶射皮膜を形成すれば、コストを抑えつつ製品の軽量化にもつながります。
適用例
- 炊飯釜
食品工場
機能:電磁特性
生体親和性
溶射によって、体内での拒絶反応が小さい材料も皮膜にできるため、生体とのなじみや新生骨が侵入しやすい機能が求められる人工骨(インプラント)にも溶射皮膜が適用されています。溶射を用いれば、目的に合わせた気孔率のコントロールが可能で、多孔質な皮膜も形成できます。
適用例
- 人工骨(インプラント)
人工関節、人工骨
機能:生体への親和性向上
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